2023年10月23日月曜日

被災地でのマッサージボランティア活動

  10月19日、高等部専攻科理療科・保健理療科生の1〜3年生の4名で大船渡でマッサージボランティア活動を行いました。1~2年生は少し戸惑いながらスタートしましたが、徐々に練習の成果を発揮することが出来たようです。3年生は校内臨床実習や校外実習を通じて外部の患者様とのコミュニケーションを重ねていたので落ちついて施術ができました。施術を受けた方の感想ノートに「とても気持ちよかったです。ありがとうございました。」「たくさん声がけがあり安心して施術が受けられました。」「身体が軽くなりました。癒されました。」などの記述がありました。活動終了時の生徒たち晴れやかな笑顔から大変充実した時間を過ごしたように感じました。

2~3年生は、ベッドで施術しています

1年生は肩や首をほぐしています

 翌朝、宿泊したホテル近くの高さ約10メートル程の防潮堤に登り、穏やかな大船渡湾を眺めました。その後、高田松原津波復興祈念公園で震災遺構のタピック45や砂浜一面に広がる松の幼樹、奇跡の一本松などを見学しました。この地域でに暮らす方々のさまざまな想いや活動にふれながら、パークガイドさんがお話して下さった内容は、生徒たちの心に大変響いていたようです。 


被災したタピック45の内部は、むき出しのコンクリートもボロボロでした

奇跡の一本松のモニュメントは多くの方の寄付でまかなわれたそうです

 最後になりましたが、施術会場の野々田アパートのみなさん、会場に来て下さった旧視覚支援学校の職員のみなさん、高田松原津波復興祈念公園のみなさんのおかげで貴重な経験をつむことができました。本当にありがとうございました。