2025年9月26日金曜日

令和7年度 開校を祝う講演会を開催しました!

 9月24日(水)、本校視聴覚室にて令和7年度の開校を祝う講演会が行われました。講師としてお迎えしたのは、盛岡市先人記念館の坂本学芸員。講演のテーマは、初代校長・柴内魁三先生の生き方についてです。

柴内先生は盛岡一高を卒業後、陸軍士官学校に進学。日露戦争に従軍し、戦場での負傷により両眼を失明するという過酷な経験をされました。しかしその後、東京で日本点字の創始者の一人・小西信八氏と出会い、視覚障害者教育に強い関心を持つようになります。

盛岡に戻った柴内先生は、教育への情熱を胸に学校を開設。その活動は教育にとどまらず、水道事業、消費組合、病院の設立など、地域社会の発展にも大きく貢献されました。

講演には高等部の生徒と希望する中学部の生徒が参加し、先生の生き方から「困難を乗り越える力」や「地域に根ざした生き方」について深く学ぶ貴重な機会となりました。