11月27日(木)、理療科1年生が「視覚障がい者のための手でみる博物館」を訪れました。
館長・川又若菜さんの丁寧な案内を受けながら、軟体動物や貝、肉食・草食動物の頭蓋骨、哺乳類やサメのはく製など、普段は目で見ることが多い標本を“手で感じる”貴重な体験をしました。
生徒たちは、触覚では間違いやすいタコとクモの違い、熊の爪の鋭さなど触れることでしかわからない細かな特徴をじっくりと確かめていました。
約3時間の見学を終えた後には、
「とても貴重な時間で今までに聞いたことはあっても触ることはなかったので勉強になりました。」
「クジラの椎骨と肩甲骨の大きさに圧倒され、さらに指の名残があることに驚きました。」
といった声があがり、学びの深さがうかがえました。
視覚に頼らず、触覚で感じ、考える時間は、見えにくい・見えづらい人にとってかけがえのない学びの場です。今回の訪問を通じて、職員・生徒一同、その価値を改めて実感しました。
最後に、この貴重な体験の機会をくださった館長・川又若菜さんに、心より感謝申し上げます。
| (ホラ貝は音を出すのが難しいけど鳴りました♪すごい!!) |
| (サメの背骨を触っている様子。サメの骨は背骨だけ(驚)) |
| (熊のはく製を触っています。爪が…長くて鋭い…(怖)) |