今年度、理療科に入学した40代、50代の生徒の学習の様子について紹介いたします。
Aさんは、入学前に点字を覚えてきていたので、さらにマスあけなど細かいルールを学習しています。歩行訓練では練習を繰り返し苦手な箇所をクリアして単独での歩行もできるようになってきました。
Bさんは、視力の低下や視野が狭くなったことで、書いたり読んだりすることに負担を感じていました。しかし、入学してから拡大読書器と出会い、再び自分で読み書きが出来るようになり嬉しさを噛みしめながら、学習に取り組んでいます。
あん摩実技では授業の前に「腕立て」「指立て」をしたり、夜には寄宿舎で筋トレをして力が出せるように努力を積み重ねています。二人とも休日には家族や友人に施術をして腕を磨いています。
これからは音声ソフトを用いたパソコンの練習に取り組み、授業や生活に役立つ能力を高めていきたいと考えております。
拡大読書器を使用してプリントを見ています
ブレイルメモ(携帯型点字作成端末)を活用してプリントを読んだりノートをとっています
あん摩の時間では、先生の肩を揉んでいます
マッサージで、肩の運動法をしています
お灸では、ショウガを用いてもぐさに火を点火しています
鍼で、足三里(あしさんり)のツボに刺しています